クラミジア感染症とは
クラミジア感染症は、日本で最も多く蔓延している性病です。
感染しても自覚症状が少なく、はっきりとした症状が現れない 為に気付かずに他人にうつしてしまう例がかなりの数存在する ようです。国内での感染者数は100万人を超えるそうです。
特に10代から30歳までの若い男女に感染者が多いです。 女性の場合、不妊症の原因にもなりやすいです。 クラミジアに感染していると、HIV感染の危険性もあがります。
クラミジアの感染ルート
他の性病と同じく、性行為(性的接触)でクラミジアトラコマチス という病原体が体内に入ることで感染します。
クラミジアの症状
・男性の場合
尿道に感染する事が多いため、尿道炎など、 排尿時に痛み又は尿道にかゆみ、不快感などがあり、
膿の混じった尿が出たり、発熱や精巣上部にかゆみ等。 膿の量は少なく、一般に症状は軽いです。 ただし、放置すると前立腺炎または副睾丸炎を引き起こす恐れが あります。
・女性の場合
白いおりものが増えたり、不正出血など。 下腹部に痛みがあったりします。または性交の際に 性器に痛み。
自覚症状が少なく、感染者本人が気付かないことも。 クラミジアに感染した女性の8割が自覚症状無しという データもあります。
病気が進行すると子宮頸管炎・ 子宮内膜炎等を 引き起こし、子宮外妊娠の原因と なることもあります。また、完治しても再感染の 心配があります。
また、妊娠中だと母子感染(産道感染)や、 不妊症の原因にもなります。女性には怖い病気です。
クラミジアが発症するまで
性行為でクラミジアに感染してから、1〜3週間で発症します。
また亜種として鼠径リンパ肉芽腫（そけいりんぱにくげしゅ）も ありますが、国内での感染例は非常に少なく、海外での感染例が 多いです。
男女共に病院の性病科で検診、治療ができます。 またはページ下部でご紹介している性病検査キットで 誰にも知られずに検査も可能です。
治療方法について
クラミジア感染症に効果のある抗生物質を1日から1週間 ほど投与し、その後の検査で陰性になっているか確認します。
性感染症は早期発見、早期治療が重要です。
