疥癬(かいせん)とは

疥癬(かいせん)とはどんな病気?

 

疥癬とは、ダニの一種である「ヒゼンダニ」に寄生されて起きる症状です。

感染すると基本的には、頭部以外の全身に現れて、非常に痒くなります。

 

疥癬の感染ルート

 

「ヒゼンダニ」に寄生されている方と性的接触があると感染しますが、 ダニなので感染者の衣服やタオル、または布団などからも感染します。 また性的接触による感染率はおよそ1割程度といわれています。

 

疥癬の症状

 

男女共通

非常に猛烈なかゆみに襲われます。また頭部以外の部位が痒くなるという 独自の特徴があります。痒いところには、2mm程度の赤いブツが出来ます。

メスのヒゼンダニはヒトの皮膚の中に入り込み、中で卵を生みます。 これは「疥癬トンネル」と呼ばれ、外からはミミズ腫れのように見えます。

このヒゼンダニの卵が皮膚の中で孵り、幼虫から成虫になって再度活動します。 体長はおよそ0.3mm前後なので肉眼ではなかなか確認できません。

この0.3mm程度のダニが体(正確には皮膚ですが)に寄生するというのは 正直言ってかなり気味が悪いですね・・・。

 

疥癬の治療方法

 

病院の皮膚科にて検査、治療ができます。

入浴等で全身を洗浄してから、軟膏などの塗り薬を全身に塗って治療します。 また自宅内でもヒゼンダニがいる可能性がありますので、家具や床には殺虫剤を、 衣類は洗濯してヒゼンダニを死滅させます。

 

なおヒゼンダニは比較的容易に他人に感染しますので、感染の疑いのある方は なるべく早めに皮膚科で検査を受けられることをお薦めします。

 

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